ネ言 negen

たいしたことは書きません

豆ダッシュ

チョロQが一世を風靡したのは約25年前。その当時のマンガ*1の影響で、伝説のチョロQと位置付けられていたのが「豆ダッシュ」である。マンガでのありきたりな設定で、「幻のチョロQ」「最強のチョロQ」などと呼ばれていた記憶がある。

実際にはWikipediaにもあるとおり、チョロQの先行発売バージョンが豆ダッシュと呼ばれていただけで、性能的には何の変化もないのであった。

しかし、当時小学生だった俺は豆ダッシュという言葉の響きに、憧れにも似た感覚を持っていた。最初に買ったチョロQがいわゆる普通のノーマルなチョロQだったので、なおさら「幻」なんて煽られると欲しくなるんだよねー。この当時から物欲は人一倍だったんだな。*2

チョロQと豆ダッシュの見分け方は、車体の裏に「チョロQ」の刻印があるか無いか。チョロQと書いてあれば、正式発売後のチョロQ。書いてなければ、先行発売版の豆ダッシュというわけだ。

ある程度コレクションがたまったある日、ふと、一個のカウンタックが目にとまった。裏返してみたら、チョロQと書いてない! え?もしかして、これって伝説の豆ダッシュ

そう、俺はいつの間にか幻と呼ばれていた豆ダッシュを手に入れていたのでした。いつどこで買ったのか覚えてねー。かすかな記憶だと、お祭りの露店のような気がする。

で、今も持ってるのかというと、持ってない……orz ブームが下火になった頃、友達に譲ってしまった。伝説の豆ダッシュと分かった上で。もったいなかったかなあ。限定版の銀色カウンタックは今でも持ってるんだが。


ちなみに、当時のチョロQはゼンマイケースの色によってスピードが違っていた。今はどうか知らない。ピンクのエンジンがもっともスピードが出る。次はグレー。普通に見かける白色のエンジンはその次で、もっとも遅いのが薄いブルーだった。車体の下からわずかにエンジンの色が見えるのだ。

当時は、一個一個箱に入れて売ってる店のほうが少なく、基本的に野ざらし(?)で販売していた。なので、バーゲンのワゴンに群がるがごとく、必死に裏返してエンジンの色を確認してた。

結構、カスタムパーツも豊富に揃ってたから、いろいろ改造したなあ。ミニ四駆は世代が違うので全く触れたことがないが、あんな風に必死になる気持ちはよーく分かる。

*1:たぶん、ゼロヨンQ太あたりかな。

*2:今も「限定版」などという表現には非常に弱い。