ネ言 negen

たいしたことは書きません

研究会参加

土曜ことばの会に参加してきた。↓は戦利品。

一応、ゲストコメンテーターとしての参加だったので、お二方の発表に対して、まとまりのあるような、無いようなコメントとも言えないものでしたが、思いの丈をぶつけてきたんだからねっ!!

ツンデレ表現のほうについては、世界中のツンデレ表現研究者が一堂に会したおかげで(二人だけだがw)、非常に有意義な議論になったと思います。今後の展開としては、

    (a) 「ツンデレ」の概念規定を明確にする
    (b) 「ツンデレ表現」の範囲を明確に絞り込む

この辺りを丁寧に片付けていかなければならないところかな、と。「ツンデレ」を一般の人々*1に分かりやすく、かつ、納得できる形で説明するのは、かなり難しい。「コレがツンデレなんだよ、コレが萌えるんだよ、ハァハァ」とか、「ツンデレこそ至高、至高こそツンデレ」とか力説しても、(一部の人にしか)理解してもらえません。

そして、概念を明確にすることで、表現の規定も固まってくる。ツンデレはこういうもの・こういうキャラ(属性)ってのをはっきりさせれば、そういったキャラが使用している特徴的な言葉づかいに分析対象を絞っていくことができる。概念が曖昧なままだと、何でもかんでもツンデレ表現になってしまいかねないので、まずは概念規定をはっきりさせなきゃ、と思った。

あと、資料収集に関しては、発表者である西田センセにとても太刀打ちできないと強く感じたので、俺はもっぱら表現形式の分析にいそしみたいと思います。

諸事情で会終了後の懇親会には出席できず、残念至極。オタク話研究に関する議論で盛り上がりたかった。

*1:学会に参加するような、多様な層の人々、と言い換えてもいい。