国語世論調査
はい、日本語ネタが来ましたよ。やばい、超やばい。てゆーか、かなり微妙。青田刈りで汚名挽回、名誉返上! みたいな? やばい、日本語やばい。俺もやばい。
若者ことば浸透、迷ったときの「微妙」全世代で6割(読売新聞)
自分の敬語に自信ない4割 文化庁の国語世論調査(朝日新聞)
慣用句勘違い 国語世論調査 青田刈り/汚名挽回/天下の宝刀…正しい?(産経新聞)
国語世論調査:慣用句は20代以下の方が正しく使う!?(毎日新聞)
ネタ元は文化庁の「国語に関する世論調査」というもの。文化庁サイトにその結果が載っている。
まあ、正直どうでもいいんだけど(おい。つーか、↑のページ、グラフが描かれているはずのgifファイルが全部表示されてませんよ。そのうち直るのだろうか。
まず、敬語に関する質問を一部見てみよう。
(3) 先ほど中村さんがお話しされたように,この本はとても役に立ちます。
(4)(高校生が担任の先生に)あす父がまいりますが,お目に掛かっていただけませんか。
(5) ただいま会長が申されたことに賛成いたします。
正しくは「お話になった」「会って(お会いになって)」「言われた(おっしゃった)」。特に、「お目に掛かって」を正しく使われていると思うと回答したのが44%もいるってことに驚いた。明らかに変だろ、この言い方。あと、「御乗車できません」ってのも設問にあったが、これも間違い。正しくは「御乗車になれません」。でも、もはや浸透してしまった感もあるが。
何でも「される」を付けると敬語っぽくなってしまう傾向にはあるんだよね。「お話しされる」も「申される」もそう。さ入れ言葉も似たようなもん。やばい、敬語やばい。
次の、表記の意識はほんとにどうでもいい。漢字なんざ書けたって書けなくたってどっちでもいいよ。それより、エキサイトの「コーバス言語学」を早く直してくれよ。
その次の慣用句と言葉の意味だけど。
伝家の宝刀といったら、杉下茂のフォークボールがまっさきに思い浮かんだ俺って……orz
慣用句は単に知ってるか知らないかの問題だから、どうでもいい。知らない奴が悪い。ちなみに、太陽にほえろに殿下っていたよね。あと、「枯れ木も山のにぎわい」とか、意味は知ってても使う場面がないよ。「枯れ木に花を咲かせましょう」のほうがよっぽど使う。
最後の設問はいわゆる若者ことばに関する意識だけど、俺は実際に使う使わないはあんまり興味なくて、何故使われるようになったか、ってほうに興味が向くんだよね。純粋な学問的興味だな。だから、この調査結果を見ても「ふーん」で終わり。どっちかといえば、
(1) 日替わりランチのほう、お持ちしました。
(2) 消防署のほうから、消火器の点検に来ました。
この2つの「ほう」の違いについて考えてるほうがよっぽど楽しい。
ま、日本語とかがやばくて微妙で超うざくて青田刈り、ってのは分かったけど。分かったところでどーにかなるもんじゃないし。変化の過程に過ぎんよ。とはいえ、間違った言葉遣いされると訂正したくなる面もある。