ネ言 negen

たいしたことは書きません

ムーノー

ふと、「ムーノーローカル」というサイトを思い出した。懐かしいなあ(既に閉鎖→消滅)。というわけで、web archiveで探してみた。

 ムーノーローカルのキャッシュ

※2001/8に閉鎖しているので、それ以降のキャッシュは違うサイトのもの。見なくてよい。

いやあ、懐かしい。個人ニュースサイトの先駆けでもあり、ブログという形態が広まる以前の一つの頂点でもあった。あの、アホなようでアホでない文章表現技術は、俺の目指す理想形の一つでもある。

ムーノーローカル閉鎖にあたってアップされた「解題・ムーノーローカルの作り方」の中から印象に残ったフレーズをいくつか。

・できれば最終的には話題とまったく無関係な結論を目指して書く。

・「ニュースサイトとは」「個人サイトとは」「日記サイトとは」「テキストサイトとは」などの議論は可能な限り無視すること。何も言う必要はない。手の内について煩悶しながら展開されるエンタテインメントなどメタ的な意味以上の面白さはない。そして、ただ単にメタ的なものなどは、必ず誰かがやっているし、質を問わなければ誰でもできる。

・単なる尊大な読み物など、少なくとも作者はwebで読みたくはない。したがってキャラクターとして尊大に書く必要が出た場合には、誰の目にも明らかに作者が間違っている部分を作る。記事を読む上で前提となる一般常識が間違っている、記事の読み方自体が間違っている、「知らないんだけど」、など。

そして……、

・役に立たないものを作る。真似をしても意味のないページを作る。

これなんだよね。