ネ言 negen

たいしたことは書きません

夏ですね(唐突。
浴衣はいいですね。ときどき、死人も歩いてますがね。おまえはゾンビかっつーの。ここはラクーンシティかっつーの。*1
「左前」という言葉を逆に解釈しちゃってるんだよね。正しい着方は左が上に重なるほう。右手を懐に入れやすい着方と覚えればいい。
ゾンビの場合、「左前は死に装束」→「左を前にしちゃいけない」→「前って?」→「ああ、前って自分の向かっていく先のことじゃん」→「じゃあ、左は手前に引っ込めればいいわけね」→「ゾンビ誕生」となるわけだ。「前」の意味解釈が真逆になってるのだ。
これはしょうがない部分もある。「前」の意味には、「自分が向かう方向」というベクトルと、「以前」「手前」のように全く逆のベクトルの二つがあって、ちょっとややこしいのだ。
まあ、「前進!」といって後ろに下がる奴はいないので、ある程度熟語レベルで意味がインプットされているんだろう。「前進」「前面」は進む方向のベクトル、「以前」「手前」は戻る方向のベクトルというふうに。
ただ、知らない熟語、あるいは抽象的な単語の組み合わせによる熟語の場合、その解釈はかなり使用者に委ねられる。「左前」がその一例だろう。「左前」という熟語で知識になってる人にとっては何の問題もなく「左前」なんだけど、知らない人は「左+前」の段階から解釈がスタートする。で、「前」の多義性がネックとなって、「左はいったいどの方向?」となってしまうのだ。

要は「左前」という熟語で覚えましょうということだ。

多少話はずれるが、「左前」は死に装束だったり、「会社は左前」のように悪い方に傾くというマイナスのイメージが含まれる。一方、「左うちわ」は楽な暮らしの比喩で、これはプラスのイメージだろう。同じ「左」なのにいろいろ意味が違うんだねえ。

……「左卜全」はどっちだろ、などと思い出してみる。ズビズバー、パパパヤー。*2

つか、この歌が流行ったのって俺が生まれる前じゃん。なんで俺知ってんだろ……。

*1:ゲーム『バイオハザード』でゾンビ達が徘徊する街の名前

*2:左卜全とひまわりキティーズ『老人と子供のポルカ』(作詞・作曲・編曲 早川博二)。一応、知らない人のために。「左卜全」は「ひだりぼくぜん」と呼びます。人名です。をを、ATOKだと一発変換だ。