ネ言 negen

たいしたことは書きません

ジャンプ傘とカッコ

昔の記憶なんだけど。

傘の柄のところにあるボタンをポチッとなと押すと開く傘の一般名称は「ワンタッチ傘」なんだが、山形では「ジャンプ傘」と呼んでいた。少なくとも俺(とその周りの山形人)はそう呼んでいた。

んで、他県出身の人に「ジャンプ傘」と言っても通じないわけよ。普通は「ワンタッチ傘」と呼ぶんだと。へえ、そうなんだ。じゃあ、「ジャンプ傘」って山形独自の方言なんだ。

……と、お盆で帰ってきて、そんなことを思い出してたわけだけど。

実は、ググってみても「ジャンプ傘=山形」の情報が見つからない。

 Google検索:ジャンプ傘(5920件)
 Google検索:ワンタッチ傘(735件)

しかも「ジャンプ傘」のほうがヒット数多いし。もはや「ジャンプ傘」が一般的な名称になっているのか? うーむ、謎だ。

山形独自の方言で有名なのは、他に「いちかっこ」があるね。

(1)←これを読むとき、全国的には「かっこいち」だろう。だけど、山形では「いちかっこ」と読む。丸数字の1も「まるいち」ではなく「いちまる」。どんなものであろうが、数字がなんからの記号で囲まれている場合の読み方は、一律「数字+記号」の順で読むのだ。

これは完全に山形県のみで、隣県の宮城や新潟や福島ではそう読まない。山形オンリーの方言なのだ。この由来は、まあ、ググってもらうことにして、「いちかっこ」にまさか他の読み方があるとは思わず、「かっこいち」と出逢った時の衝撃と言ったら、そりゃすごいものでした。大学に入った時だったなあ。

今でも、「かっこいち」にはまだ少し違和感があって、レジュメとかで(1)を読む時は単に「いち」とか読んでる私です。