ネ言 negen

たいしたことは書きません

発表の下ごしらえ

予稿集も届いたことだし、発表の準備をしなきゃならん。(まだしてなかったのかよ、というツッコミは却下。)

前もって準備しておく事柄は人によりけりだと思うけど、思いつく限り列挙してみる。


◆読み原稿(っぽい)ものを作る
一言一句それを読み上げる形の読み原稿を作る人もいるようだが、俺はテキトー。だいたい、「この例文は読まない」「この段落は読まない」「ここは注だけど読む」ぐらいな感じでレジュメに赤でチェックを入れる程度。

それすらしないで、ぶっつけ本番でしゃべる場合も多々あり。

それだと不安だという人は、やはり一言一句の読み原稿を別途作成したほうがいい。ただ、読み原稿と実際の予稿集との対応関係を頭に入れておかないと、質疑応答の時に「え、どこ? 何ページ?」って感じでパニックになる可能性大なので注意。


◆時間どおりにしゃべれるか確認する
とにかく25分という制限時間を厳守すること。何度も発表してると、ある程度は感覚で分かってくるものだけど、初めての発表の人は分からないと思う。自分のしゃべりが早口なのか遅口なのか、知っておかなければならない。これは前もって何回も練習して、ペースを体に叩き込むしかない。

時計があるから大丈夫とは言っても、ちらっと時計を見て「うわ、あと5分しかない!」となるようでは意味がない。それだったらペース叩き込み作戦のほうがよい。読み原稿と時間どおりのしゃべりは絡み合うものなので、相互に修正しながら準備する。


◆質疑応答対策
自分の発表にどんな質問が来るのか。そしてそれにどう答えるのか。これを予め考えておく。結構、予想だにしなかった観点から質問が来ることが多いので、自分の発表内容をどこまで客観的に眺められるかがポイントとなる。まあ、事前に人に見てもらって疑問点を挙げてもらうのがもっとも手っとり早い。

質疑応答対策一覧表みたいなものを一枚用意しておくと便利。

考えに詰まって黙り込んでしまうのがもっともマズいので、何かしら、答えられるようにはしておく。「今後の課題」で逃げるのは最終手段ってことで。

なお、高度な戦略としては、原稿作成時点でわざと議論に穴を作っておいて、そこに質問が来るように仕向ける方法もある。しかしそれだと、議論の発展性がまるで無くなるのでやめておいたほうが無難。

そして、これは実際の質疑応答時の対応だが、誰にどういう質問・コメントをされたのかをきちんと記録しておくことが重要。緊張のためか、発表者の記憶には案外残らないのだ。ただ、質疑応答の場で回答を考えながらメモしながらでは慌ただしいので、誰か先輩や後輩にチェックを頼むのが一番いいかも。


◆参考文献の用意と再確認
あまり必要はないけど、念のために予稿集に挙げた参考文献ぐらいは持っていく。もう一度、ざっと目を通しておくのもいい。しかし、気付かなかった(無意識レベルで気付きたくなかった)事実に気付いてしまって、パニクる危険性も高い諸刃の剣。
あ、あと、調査系の人は、調査データとか集計数値とかも再確認するかな。


◆そのほか
おやつは300円以内。バナナはおやつに入りません。
あと、マイクの音量が気になるとか、立って発表するのか座って発表するのかとか、会場の広さはどのくらいだろうとか、壇に移動するとき右手と右足が一緒に動いてしまわないかとか、そもそも道に迷って会場にたどり着かないんじゃないだろうか*1とか、いろいろ心配事はあるが、そこら辺は臨機応変、焦らずゆっくりと。

*1:俺は、自他共に認める、超が付くほどの方向音痴・地理音痴なので、実はこれが一番心配だったりする。恥ずかしい方向音痴ネタもたくさんあるので、そのうち書いてみよう。