ネ言 negen

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カリカリ

車やバイクを極限までチューンした状態を、「カリカリ」という擬態語で表現する。


 カリカリチューン - Google 検索
 いまさら聞けない!?自動車用語辞典 (ここの「ライトチューン」の項目を参照)


何故「カリカリ」なのか? 一般的な擬態語「カリカリ」の意味は、サクッとした状態・乾いていて堅い状態ってな感じだろう。英語だと“crispy”に相当する。たしかに、「カリカリ」でGoogleイメージ検索すると、非常においしそうなイメージばかりがヒットしてよだれが出る。


 カリカリ - Google イメージ検索


それがどうして、どういう経由で車のチューン状態を形容する意味を持つようになったのか。広辞苑を引くと、「かりかり」の意味記述の二番目に、

水分を失って堅くなったさま。「−に揚げる」

とある。つまり、「水分がある状態」から「調理」を経て「水分がない状態」になったのが「カリカリ」ということだ。言い換えると、「調理が終わった後の状態」となるだろう。

ここにはより抽象的な意味として、「何らかの手を施した後の(最終的な)状態」といったものが認められる。これを車のチューンに当てはめた結果が「カリカリチューン」なのである。

さらに、「水分がない状態」にすることから、「余計なものを除く」といった意味を取り出すことができる。究極の走りを目指すためには、余計なものはいらない。取り除く必要がある。「取り除いた状態」こそが「カリカリ」なわけだ。この点でも、「カリカリ」の持つ意味が車のチューンに非常によく合っていることが分かる。

それ故に、車のチューンは「カリカリ」なのである。

しかし、私はカリカリベーコンのほうが好きだ。