ネ言 negen

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まんがばか

最近買ったまんが。

からくりサーカス (43) (少年サンデーコミックス)

からくりサーカス (43) (少年サンデーコミックス)


「スラダン」。基本図書充実化計画第三弾。連載時は立ち読みで済ませてたので、コミックを持っていない。で、完全版を一気買いの一気読み。いやあ、やっぱりいいわ。買っておいて損はない。


「からくり」。一応、基本図書ということで。全43巻一気買い。最終刊である第43巻だけは、新刊があまり出回ってないらしく、ブコフで見つけて買った。アマゾンでも新品は出てないね。



以下「からくり」のネタバレ批評。




全編通して壮大なストーリーで、もんのすごく面白いのであるが……。やっぱり三姉妹編は蛇足。蛇足っつーか、ストーリー全体からすると害悪に近い。直接的にストーリーに絡んでくるわけでもなく、回想編までの盛り上がりをあっさりと破棄してしまう、くだらなさっぷり。あれさえなければ、余裕で基本図書に認定できるのだがなあ。

あと、最後あたりの鳴海の扱いが酷すぎる。勝と(モニター越しに)再会したときの感情描写が一切ないのはどういうわけ? 最終刊の展開はあきらかに急ぎすぎてる気がする。

もちろん、第3巻ラスト、「べろべろばあ」、「ママン」、アルレッキーノパンタローネラストシーン、等々、号泣するシーンが満載である。ここら辺は非常にうまいし、面白いだけに、三姉妹編のくだらなさが余計目立つのだなあ。つくづく惜しい作品である。